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フンメルが伝えたかったもの~
『ピアノ奏法の理論と実践詳論』より

1828年刊行の第2版を元に譜例と演奏法以外でフンメル自身が言及している教育的視点や当時の演奏論などを紹介します。

それでは、この『ピアノ奏法の理論と実践詳論』の中でどのようなことが論じられているのか? これは目次を見るとある程度予測できます

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J.N.フンメル『ピアノ奏法の理論と実践詳論』1828年
目 次

第1巻 基礎教育

第1章 ピアノの前での座り方

第2章 身体・腕・手・指の姿勢

第3章 五線譜と音部記号

第4章 鍵盤と音符

第5章 音符の形、音価、およびそれに対応する休符

(予備練習譜例)

 

第2章

第1章 変化記号(臨時記号)

第2章 音符・休符の後ろにつく付点、タイ、およびさまざまな音符の分割

(実例と指の練習)

 

第3章

第1章 音階・調・調号・音程

第2章 拍子とテンポ

第3章 拍子の取り方

第4章 反復記号および演奏記号

第5章 テンポの速さ、表情、強弱などに関係する言葉

 

すべての調による

60の練習曲

(第1巻で説明された規則を実際に適用するためのもの)

 

 

付録

ピアノ学習の段階的進歩のための
適切な作曲作品の選集

 

 

第2巻

第1部 指使いについて

第1章 同じ指順で進行する均等な音型の演奏法およびそのための指の練習

第2章 親指のくぐりおよび親指の上を指が越える技法(練習付き)

第3章 1本または複数の指を省く場合(練習付き)

第4章 同じ音で指を入れ替える方法(練習付き)

第5章 指の開き(ストレッチ)と跳躍(練習付き)

第6章 黒鍵における親指および第5指の使用(練習付き)

第7章 長い指を短い指の上に通す方法または短い指を長い指の下に通す方法(練習付き)

第8章 同じ鍵での指の交替または同じ指で複数の鍵を連続して弾く方法(練習付き)

第9章 両手の交差、越え、重ね(練習付き)

第10章 声部の分配とレガート奏法における指使いの自由(フーガの例付き)

 

第2部 装飾音の演奏について

第1章 装飾音・装飾法(装飾)について

第2章 トリル

第3章 後打音を伴わないトリル

第4章 シュネルラー(速い装飾)

第5章 ドッペルシュラーク(多くの人はモルデントと呼ぶ)

第6章 前打音・中間音などの装飾

(予備練習譜例)

 

第3巻

第1章 演奏法一般

第2章 美しい演奏と表現についての基本的注意

第3章 ペダルの使用

第4章 ドイツ式またはイギリス式機構を持つピアノの適切な扱い

第5章 メルツェルのメトロノームの利点と使用法

第6章 楽器の調律

第7章 自由な即興演奏(エクステンポール)およびプレリュード

 

60の練習曲と全打音の練習曲がオリジナル作品であるが、各章の譜例は同時代までの様々な作曲家の作品およびフンメル自身の作品を取り上げて紹介してされている。

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